ゴリラと学ぶ「時差」
いまのじだいは、飛行機✈だったり船🚢だったりいろいろな交通の手段がはったつしてきて、世界中いろいろなところにいつでもいけるようになってきたウホ。
ゴリたちゴリラ🦍も、もともと住んでいたジャングルをはなれて、遠く日本だったりアメリカ合衆国だったりいろいろなところに行く機会があるウホ。
地球🌍はまるくておおきいから、遠く離れている国どおしだと時差というものが出てくるらしいウホ。たとえば、今日本が昼の12時だったとしても、ニューヨークだと夜中になっているウホ。こんなじかんに電話をしたら、相手にめいわくがかかっちゃうくらい、時間としては離れているウホ。
ニンゲン👫はそんな時差があることで、遠く移動したときに時差ボケがはっせいするらしいウホ。ぐたいてきには、移動先で眠るためのリズムがくるったり、とにかく体調が悪くなったりするウホ。
ゴリたちゴリラにもそういう時差ボケがでてくるのかはしょうじきよくわかんないけど、ゴリラが移動するときの時差について考えてみるのは面白そうウホ!あらかじめどんな時差が生じるのかしっておけば、万が一移動先で体調がわるくなっても時差ボケということで不安にならずにすむウホ!
というわけで、こんかいは、そんな時差について考えてみるウホ。
もんだい
あるゴリラが、アフリカのジャングル(東経15度)から日本(東経135度)に移動するウホ。
ジャングルにあるナワバリを出たのは、1月12日の15:00だとするウホ。
ナワバリを出て1時間後に空港について、飛行機✈で日本へ直行したウホ。飛行時間は14時間だとするウホ。
このとき、
- ゴリラが日本に到着したときの日本の日時はどうなるウホ?
- ゴリラが日本に到着したときのジャングルの日時はどうなるウホ?
🦍🦍🦍🦍🦍🦍🦍🦍🦍🦍🦍
こたえ
ニンゲン👫は中学社会で時差の問題について考えたことがあるかもしれないウホ。
さいしょにも言った通り、地球は大きくて丸いから時差が出てくるウホ。というより、日時というものをきめたから時差も出てくるといったほうが正しいかもだけど、まあ細かいことはさておくウホ。
経度は、ニンゲンが地球にある赤道と直交するようにひいてある線だったウホ。ざっくりいうと、普段見慣れている地図でいえば「縦方向の線」だったウホ。
この経度が何度かわると時差がどうかわるのかについてしっておく必要があるウホ。結論から言うと15度につき1時間かわるウホ。というよりそう定義したんだと思うウホ。
もしこの関係をわすれちゃったゴリラたちも、安心してほしいウホ。地球は一周360度で、24時間で一周するということを思い出せば、$\frac{360度}{24時間} = 15 度/時間$の関係が出てくるウホ!
というわけで、これを使ってまずはジャングルと日本との時差を考えるウホ。
さっくりと計算すると、ジャングルは東経15度、日本は東経135度(ただしくは標準時子午線がそれ)だから、135 - 15 = 120度の差があるウホ。だから、時差としては120 / 15 = 8時間の時差があることになるウホ!
まずは時差がわかったから、ジャングルで1月12日の15:00のときの日本の時間を考えるウホ。
ニンゲンが決めたルールでは、東経としておおきいほど時間は進んでいることになるウホ。もとい、地球の回転から考えて、左から日付変更線に近づくほど「明日に近い」ということになるウホ。
そして、ジャングルの時間に対して日本では8時間後だから、ジャングル出発時の日本の時間は1月12日の23:00になるウホ。夜中ウホ!
で、あとは移動時間を計算するウホ。ここでちょっとひっかけとして、飛行機では14時間かかることにしているけど、さらにジャングルから空港までの1時間を足して、移動時間は15時間ということになるウホ。
というわけで、その時間をそのまま日本の現地時間に足すと、1月12日の38:00になるウホ。とうぜん、時間を日にへんかんして、日本に到着するのは1月13日の14:00ということになるウホ!
さらに、そのときのジャングルのじかんは、ジャングル出発時(1月12日の15:00)に移動時間(15時間)を足して、1月12日の30:00、つまり日本到着時のジャングルの時間は1月13日の6:00ということになるウホ。そんだけめちゃくちゃなら時差ボケにもなるウホ!
こたえ: 日本に到着するのは1月13日の14:00、日本到着時のジャングルの時間は1月13日の6:00
ジャングルから出発したのはおやつの時間で、日本に到着したのもおやつの時間、そしてジャングルにそのままいた場合には朝ごはんの時間だなんて、計算しただけでもげんなりしてきたウホ!あまりにかったるウホ。
もしゴリがそんな移動をしなくちゃいけなくなったら、飛行機の中でもすこし仮眠して、移動日はゆっくりとするのがよさそうウホ。