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ゴリラと学ぶ「不定方程式」数の範囲編

作成: 2020-01-28 | 更新: 2020-01-28

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ゴリがある文章📄をみつけたウホ。そのなかには、ゴリラ🦍としかかかれていなかったウホ。ひたすら「ゴリラゴリラゴリラゴリラ・・・」とかかれているウホ。なんのこっちゃ、ゴリにはわからないウホ!

でも、たしかゴリたちゴリラは、ニンゲン👫によって学名がきめられていて、いちぶのゴリラはひたすらゴリラがならんだ学名をしていたウホ。 それをおもいだしながら、この文字列の中にがくめいとしてのゴリラがどれくらいいるのか、考えてみることにしたウホ!


もんだい

ある「ゴリラ」しか書かれていない文字列があるウホ。その文字列は、ひたすらゴリラゴリラゴリラゴリラゴリラ・・・とかかれているウホ。

ところで、ゴリラ🦍の学名は「ゴリラ・ゴリラ」や「ゴリラ・ゴリラ・ゴリラ」があるウホ。ゴリラ・ゴリラ(Gorilla gorilla)は和名がニシゴリラ、ゴリラ・ゴリラ・ゴリラ(Gorilla gorilla gorilla)は和名がニシローランドゴリラ(ニシゴリラの亜種)ウホ1

この、ゴリラゴリラゴリラゴリラ・・・とかかれた文字列のなかから、ニシゴリラとニシローランドゴリラを区別したいウホ。

例として、546個のゴリラがならぶもじれつでは、ニシゴリラ(ゴリラ・ゴリラ)の数の範囲はどれくらいになるウホ?

ただし、「ゴリラゴリラ🍌ゴリラゴリラゴリラ」をバナナ🍌の位置でわけて「ゴリラゴリラ」と「ゴリラゴリラゴリラ」と分けるように、ゴリラはれんぞくしているひつようがあるウホ。

🦍🦍🦍🦍🦍🦍🦍🦍🦍🦍🦍🦍🦍🦍


かいとうあん

あんまりじしんないから、かいとうあんにしておくウホ。
ちょっかんでこたえられなくもないとおもうけど、いちおう数学っぽくやってみるウホ。

まずは、546個はちょっとおおいから、10個くらいで考えてみるウホ。

🦍🦍🦍🦍🦍🦍🦍🦍🦍🦍

この十個の🦍を、2個(🦍🦍)と3個(🦍🦍🦍)にバナナ🍌でわけてみると、たとえばつぎのようなものが考えられるウホ。

🦍🦍🍌🦍🦍🍌🦍🦍🦍🍌🦍🦍🦍

  • 🦍🦍が2通り
  • 🦍🦍🦍が2通り

ほかにも、ぜんぶ🦍🦍になるようにわけたのもかんがえられるウホ。

🦍🦍🍌🦍🦍🍌🦍🦍🍌🦍🦍🍌🦍🦍

  • 🦍🦍が5通り
  • 🦍🦍🦍が0通り

ここで、🦍🦍につかわれたゴリラの数を$x$、🦍🦍🦍につかわれたゴリラの数を$y$とすると、つぎのようなかんけいがあるウホ。

$2x + 3y = 10$

たとえば、上の一個目の例なら$x = 2, y = 2$になるウホ。二個目の例なら$x = 5, y = 0$になるウホ。
いろいろ数をいれてみると、たしかにあっていそうウホ。

$x$とか$y$とかにおいたところで、ほんだいの546個のゴリラの文字列についてかんがえてみるウホ。
さっきとおなじように、$x$と$y$であらわすと、

$2x + 3y = 546$

になるウホ。この式をへんけいすると、

$y = 182 - \frac{2}{3}x$

とかけるウホ。ここで、もんだいぶんからみるに$x$と$y$は正の整数(0をふくむ)だろうから、$x$は0か3の倍数だろうということがわかるウホ。

それはさておき、$y$は0以上になりそうだから、不等式をつかうと次のようになりそうだウホ。

$y = 182 - \frac{2}{3}x \geqq 0$

これをせいりすると、$x \leqq 273$になるウホ。546は2でわりきれて273になるから、とうぜんといえばとうぜんウホ。

そして、うえにかいたとおり、$x \geqq 0$だから、$x$の範囲とじょうけんはつぎのようになりそうだウホ。

$0 \leqq x \leqq 273 ただし、xは3の倍数$

ひとまずのこたえが出たウホ!ちなみに、yについては、

$0 \leqq y \leqq 182$

になるウホ。182は、$x = 0$のときにそうなるウホ。


こたえ:$0 \leqq x \leqq 273 ただし、xは3の倍数$


この「ゴリラゴリラゴリラゴリラ・・・」のもじれつ📄のなかに、じっさいにどれくらいのゴリラ🦍がいるのかは、書いたゴリラにしかしるよしがないウホ。ゴリは、せいぜいそのなかにどれくらいのゴリラ・ゴリラとゴリラ・ゴリラ・ゴリラがいるか、はんいをしめせただけにつきるウホ。

でも、このかんがえかたは、なんかほかのことにも使えそうウホ。今度またなにかをかんがえるときのたたきだいにしたいウホ!


  1. Gorilla gorilla - ncbi taxonomy ↩︎


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