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ゴリラと学ぶ「複利計算」

作成: 2020-01-15 | 更新: 2020-01-15

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ゴリたちゴリラは、バナナ🍌をただ食べるだけじゃなくて、おかね💰のようにあつかうこともあるウホ。
ニンゲンたちは、お金を預けたり、かしたり、いろいろやりくりしていると聞いたウホ。
ゴリたちも、おかね💰もといバナナ🍌をじょうずにあつかって、けいざい🏢をまわして🌀いきたいウホ。
というわけで、きょうは複利計算をやってみるウホ。

もんだい

あるゴリラ🦍がお金のかわりに銀行へバナナ🍌を預けたウホ。
バナナも、お金💰と同じように、利息がついてくれるウホ。

このバナナは、年利率が1%で預けられるウホ。 さいしょに40ほんのバナナをあずけて、そのまま10年あずけたときは、ぜんぶでどれくらいのバナナ🍌があることになるウホ?

💰💰💰💰💰💰💰💰💰💰


こたえ

なんかいろいろ言葉がでてきてややこしいウホ!さいしょにことばの意味📚をせいりしておくウホ。

ことば いみ
元金 あずけたバナナ🍌のかずウホ。
年利 利息(かしたほうが受け取れるおかね)のうち、年間ではらわれるおかねウホ。
年利率 年利のわりあいウホ。100バナナで年利率1%なら、101バナナ🍌もらえるウホ。
複利計算 元金に年利をたして、それにさらに年利率をかけていくウホ。101バナナもらった次の年は、(100×1.01)×1.01バナナ🍌もらえるウホ。
バナナ おいしいウホ。

10年でバナナがどうなるかのけいさんは、つぎのようにできるウホ。

バナナの合計を$S$、あずけたバナナを$40$本とするとすると、

$S = 40(1.01^{1}+1.01^{2}+1.01^{3}……+1.01^{10})$

となるウホ。
これは、等比数列の和の公式1から、

$S = \frac{40(1.01^{1} - 1.01^{11})}{1-1.01}$

になるウホ。けいさんすると、

$S = 422.67…$

になって、小数点以下をすてると、422本🍌になるウホ!
そのままもっているよりも、22本分おとくウホ!


こたえ: 422本


バナナ🍌をおかね💰みたいにあずけたりひきだしたりできれば、たくさんのバナナ🍌をすきなときにたべられる🍽ウホ!そんなゴリラ🦍のためのシステムがあればうれしいウホ。


  1. 和の公式のしょうめいをしてみるウホ。
    10年目までの和$S$は、もう書いた通り、 $$S = 40(1.01^{1}+1.01^{2}+1.01^{3}……+1.01^{10})$$ になるウホ。
    あいだの「……」のところがはなしをややこしくしているウホ!
    だから、これを消せるようなことをやりたいウホ。
    そのために、1~10からいっこぶんずらして、2~11までの$S$をかんがえるウホ。
    そうするには、両辺に1.01をかけちゃえばいいウホ。 $$1.01S = 40(1.01^{2}+1.01^{3}+1.01^{4}……+1.01^{11})$$ あとは、10までの和($S$)から、11までの和($1.01S$)をひいちゃうウホ。
    ちょうど、あいだの $$40(1.01^{2}+1.01^{3}+1.01^{4}……+1.01^{10})$$ がなくなってくれて、 $$S-1.01S = 40(1.01^{1} - 1.01^{11})$$ になってくれるウホ!
    この式をせいりすると、左辺は $$S - 1.01S = (1 - 1.01)S$$ になることから、 $$S = \frac{40(1.01^{1} - 1.01^{11})}{1-1.01}$$ になるウホ! いっぱんてきに、1.01 = $r$(公比)40 = $a$(初項)として、
    $n$までの和をもとめるときには、
    $r ≠ 1$のとき、 $$S = \frac{a(r^{1} - r^{n})}{1-r}$$ になるウホ。 ↩︎


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